ソフト打ち

ソフト打ちについてです。

ソフト打ちとは、ネットオセロの対戦で自分の手をソフトに選んでもらって打つことです。
オセロのソフトがどれぐらい強いかというと、
残念ながら強いソフトであれば、人間では太刀打ちできません。
世界チャンピオンの人でも負けてしまうんですね。
そういうソフトが現在フリーウェアで簡単に入手出来てしまうんです。
それを練習相手としてや、
自分の打った手の解析なんかに使えば問題ないのですが、
一部の人は悪いことに使ってしまうのです。
まぁ、ソフトで打てばはっきり言ってネットオセロでは
ほぼ最強の強さを得られるわけですから、
何となくその人の気持ちも分からないでもありませんが…。
ネットオセロでは、当然対戦相手がPC上で何をしているか見えませんから、
相手がソフトを使って打っているかどうか判断するのは非常に難しいです。
実力者の集うラウンジ初1では、テーブルはほとんど
1/0、1/1などの非常に短い試合時間設定で行われます。
これって多分ソフト打ち対策という面が非常に強いと思うのです。
ソフトを使って打つと、打つまでに結構時間がかかるんですね。
だから、短い試合時間だとタイムオーバーになってしまう場合が多いのです。
(といっても、中にはソフトでも驚異的な早さで打ち切ってしまう人がいるらしいですが)
それに、時短設定だと自分はソフト打ちではないという
ある意味シグナルを発する事になると思うのです。

では、相手がソフト打ちと見抜く方法は全くないのでしょうか?
ボクは、基本的には存在しないと考えています。
限りなく黒(ソフト打ち)に近い灰色まででしょうね。
ソフト打ちには打ち方にいくつか特徴があると言われています。

@序盤メジャーな定石進行なのに、打ち方が一定で遅い。
A序盤中盤にすごい長考をするが、終盤はサクサク打ってくる
B人間では打ちにくい手を打ってくる(遥か先まで読んで打ってくるからだと思うのです)
C終盤最善手を連発する

等々ですが、相手のネット環境、実力などで上記のような打ち方だからといって
必ずしもソフトで打ってると断言できないのが難しいところなのです。
ソフトで打ちながら、微妙に悪手を混ぜたりすることも可能ですし、
相手の実力が自分より上であれば、
自分では考えもつかない好手を打ってくるでしょう。
だから『あやしい』ぐらいまでしか判断できないんですね。

では、ソフト打ちに対してはどういう対応を取れば良いのでしょうか?
正解なんてない話ですが、ボクはこのように考えています。

@気にしない
これ、最強です。ボクもそのような心の広い性格になりたいものです。
が、真面目に打った者が損をするみたいで、納得できない気持ちもあるのです。
それに、今自分の打った相手が人間なのかそうでないのかという事は、
個人的に気になったりしてしまいます。

A相手に説教をする
これ、非常に危険です。お薦めできません。
するなら100%ソフト打ちと断定できる場合に限った方が良いと思います。
疑惑の段階では、何を言っても結局水掛け論になってしまうからです。
そして何よりも、相手がソフト打ちでない場合、非常に不快な思いをさせてしまいかねません。

B相手に教えを請う
これが一番無難ですかね…。
素直に負けを認めた後、相手に色々質問します。
定石の名前や、打った手の意味など。それで大体相手の実力は判ります。
相手が実力で打っていたなら、それ相当の答えが返ってきます。
そんな時は、ソフトと疑ってたことを話し、謝ります。
そうでなければ、いよいよソフト打ちと確信が持てるので
『次はソフトの力を借りず君も実力で打って、真剣勝負をしよう。再会!』
というセリフを残してクールにかっこよく(全然かっこよくねーよ)テーブルから去ります。
相手の良心をちょっぴり痛ませて、改心してもらうのが狙いなのですが…。

はっきり言って、ソフト打ちの問題はネットオセロ上からは消えないと思うんですね。
対戦を避けるのも難しいですし、結局その対応が
自分にとっては大事なんじゃないかなぁ、と思うのです。