狩り

世の中には人が気分を害する様子を見て、楽しむ性格の悪い方がいらっしゃるもので、
ヤフーオセロでもそれは例外ではないようです。

『狩り』という言葉をご存じでしょうか?
ヤフーオセロでは、その人のオセロの強さの目安として
レートというシステムを採用しています。
単純に言えば、レートの高い人ほどオセロの実力があるということです。
レートは試合に勝てば上がり、試合に負ければ下がる訳ですが、
どれぐらい上がったり下がったりするかは、
試合前の自分のレートと相手のレートにより決まってきます。
自分より相手が格上(レートが自分より高い人)であればある程、
勝てばレートはたくさん上がり、負けてもそんなにレートは下がりません。
逆に自分より相手が格下(レートが自分より低い人)であればある程、
勝ってもレートはあまり上がりませんし、負ければレートはたくさん下がります。
『狩り』とは、このシステムを悪用した行為です。
自分のレートを意図的に低くして(格下相手にわざと負けるんでしょうね)、
見かけ上の格上の相手と試合をする行為をいいます。
例えば、普通の実力ではレート1700ぐらいなのに、
意図的に1200ぐらいにレートを下げた状態で、紫やオレンジャーに試合を挑むのです。
実力では同等もしくは相手の方が上なのに、
レート上では格下の相手と試合をする事になりますよね。
負ければレートは相当下がります(おそらく1回負けたら−30ぐらいでしょうか)
試合に勝って、相手のレートをたくさん下げて
相手が悔しがるのを見て楽しむのが彼らの目的だと思われます。

最近会った狩りの人との試合です

棋譜:狩り

相手はレート1100代(^^;)
10手ぐらい打って、こいつは狩りだなぁ、と分かりました。
実力的には多分1600ぐらいだと思います。

はっきり言って、狩りはソフト打ちよりも悪質な行為だと思っています。
人の嫌がる様子を見て楽しむなんて、趣味悪すぎます。
さらに許せないのは、その人達はオセロの実力が相当あることです。
オセロの楽しさを知ってるはずなのに、それを悪用するのですね。

試合中は怒り心頭のボクですが、試合後の挨拶は勝っても負けてもさわやかに(爆)
『ありがとう。今度は適正レートで勝負しよう!』
まぁ、ソフト打ちと同じで彼らの良心をちょっぴり痛ませるのが狙いなんですけどね。
逆に言ってはいけないと思うのが、これ。
『狩りなんてするやな!アホ』
まぁ、彼らの目的からして思うツボだと思われます(^^;)

一つ気を付けたいのが、相手を狩りと判断するのもなかなか難しいということです。
上記のように明らかにレートと打ち方に差がある場合は、分かりやすいのですが、
例えば相手が調子が悪く連敗続きでレートが下がってるような場合もあるので
慎重に判断したいですね。
相手の戦績を見て格下相手に連敗を繰り返していれば、
狩りと判断して間違いないでしょう。

ソフト打ち同様、狩りもきっとなくならないと思いますので、
彼らに対するつき合い方を決めておいたほうがいいと思います。