石の取り方

オセロに勝つために、石の取り方で気を付けてる事ってありますか?
おそらく以下のことは常識として打っている事と思います。
@序盤中盤に石を取りすぎない
A簡単に角を与えない

今回は@について自分の思っていることを書いてみようと思います。
@について知っていても、その理由まで考えて打っているでしょうか?

オセロで一番楽な勝ちパターンってあると思うのです。
こんな感じの試合です

棋譜1

上の試合で黒は何故勝てたのでしょうか?
それは、序盤に右上の角を簡単に取ることが出来たのが
一番大きな理由だと思います。
後は、それを拠点にどんどん確定石を増やしていく。
オセロの勝ち方の王道であると思います。
では、黒は何故右上の角を楽に取れたのか?
それは、32手目に白が角を与える手しか打つことが出来なかったからですね。
どこに打っても黒に角を与えてしまいます。
こういう状況を将棋と同じでオセロでも『詰んだ』と言うらしいです。
勝負あった、という感じでしょうか。
まとめると、白の敗因は序盤に自分の石を取りすぎてしまったために、
相手に角を与える不利な手しか打つことが出来ない状況になってしまった事ですね。
だからこそ、序盤に気を付けるべきは
@序盤中盤に石を取りすぎない
なのです。
石を取りすぎると、自分の打てる場所がどんどん少なくなってしまう事が多いのです。

では、次の棋譜。

棋譜2

白が勝ちました。
先ほどの試合と明らかに異なるのは、
相手の黒も序盤少なく石を取ろうとする意思のある事です。
少なく取っているにもかかわらず、
黒の打てる手がどんどん少なくなっていくのがわかると思います。
何故でしょうか?
どうやら同じ少なく取る戦法でも、良い取り方と悪い取り方があるようです。
上の試合で黒37手目で『詰んだ』状態になってるのですが、
盤面を見ると白の周りを黒がすっぽり囲んでいるように見えますよね。
だから少なく取っていったにもかかわらず打てる手がなくなってしまったのです。
詰むまでの打ち方を白黒両者比較してみると、
黒は盤面の外側の方によく手を付けています。
一方白は盤面の中の方に手を付けている場合が多いようですね。
つまりこういうことが言えると思うのです。
序盤中盤の石の取り方
@序盤中盤に石を取りすぎない
A相手に自分の石を囲ませるように打つ

では、相手に自分の石を囲ませるにはどういう打ち方が良いのでしょうか?
そこで『中割り』というオセロ必須の手筋があるのですが、
それはまた今度にでも書いてみようと思います。

最後に、石を少なく取る方が必ずしも有利とは限りません。
こういうケースもあるので(^^;)

棋譜3

まぁ、何事も程々にという事ですね(謎)